半年ほどの開に足繁く通い、ほぼ全メニューを制覇し、かつ毎回ワイン二、三本というラインは保っている。シェフもホールも全員若い男性だというのに、僕がこれほど通い詰めるのだからよほど料理も旨くて安いのだろう、と賢明な読者なら推察されるに違いない。その通りである。ガブ飲み、ドカ食い、地元京都での素顔はそういうものである。一人か二人ならカウンター、数人ならテーブル席、家族連れなど大勢なら座敷席、と使い分けら
思い切り食べて飲みたいと思ったら... の続きを読む
王道を行く鮨通からは邪道といわれる、ワイン片手に鮨をつまむ、というスタイルが好きな僕には格好の店なのだ。最近では「鮨シャン」という言葉まで出来るほど、シャンパーニュを鮨に合わせるのが流行っているそうだが、自慢じゃないが、僕はずっと前からシャンパーニュで鮨を食べている。とはいえ本物のシャンパーニュは値が張るので、大抵は“プアーマンズ−シャンパーニュ”であるカヴァやスプマンテなど、スパークリングワイン
ワインもしくはシャンパーニュ片手に鮨... の続きを読む
ポーランドのほぼ中央、ヴィスワ川の両岸に広がる町がワルシャワである。この町の歴史は一〇世紀頃にさかのぼる。一三世紀には都市としての成長をみせ、一五から一六世紀には穀倉地帯として繁栄したことから、交易のために人々が集まってきた。この時期のポーランドは、大国として、政治・経済の面でも頂点を極めていた。一五九六年には、ポーランド王ジグムント三世がそれまでの首都クラクフからワルシャワに遷都した。繁栄を誇っ
周辺大国による翻弄の歴史... の続きを読む
困ったことに、雑誌をはじめとするマスメディアは、こういう「普通の京都」のよさをなかなか伝えようとしてくれないのである。桜の見所、紅葉の名所、京料理の名店、有名寺社など、際立って「名」のつく場所や店しか紹介しないから、観光客はそれらに集中し、故に混み合うという悪循環に陥り、せっかくの見所があっても、それに気付かず素通りしてしまったり、人波に押され、他人の背中ばかりを見続ける、という愚をおかしているの
事前に知識を詰め込み過ぎない... の続きを読む
「なにがたのしくてそんなによく船旅をするのですか」「私は船そのものが好きですからネ、船にさえ乗ってればいつだって、どんな船だって、ゴキゲンなのですヨ。もっとも、私みたいな船好きでなくても、一度船旅をすると病みつきになる人が多いですから、やっぱり船旅の楽しさがそれなりにあるのでしようね」「今までの船旅でどれがいちばん良かったですか?」「よくきかれる質問なのですが、どの船の時と一つにしばれないのですヨ
船旅感は人によって違う... の続きを読む