前神寺近く、控えめなたたずまいも源泉風呂もよい遍路宿

2011.11.26

国道11号線と並行して一本、第六十一番香園寺から第六十四番前神寺まで、里山に近い田園風景の中を細くうねうねと続く遍路道。お遍路シーズンには路傍の草花も美しい。その傍らに建つ、昔ながらの一軒宿。二階建てでけっこう奥行きがあり、浴場部から旅館部まで、渡り廊下で中庭を横切る。入口にぶら下がるのれんの湯の字も湯治場情緒を醸し出す。源泉のよさからファンが多い。地元の共同湯的な側面と、海の幸から山菜、うどんまで、幅広いメニューの食堂を備えていて、お遍路さんがつい足をとめたくなる遍路宿の側面を、併せ持つ。

[参考サイト]
那覇ビジネスホテル
http://www.jalan.net/biz/470000/LRG_470200/

泡の湯
http://www.jalan.net/yad361873/

高知新阪急ホテル
http://www.jalan.net/yad322158/

安城 ホテル
http://www.jalan.net/hotel/230000/STA_011622/

アパホテル金沢中央
http://www.jalan.net/yad323565/

湯治場としての歴史は古い。江戸天保年間から湧くという。湯量は多くないが、源泉は総イオウ分、炭酸水素ナトリウム、メタほう酸と三つの成分を規定以上多く含む「温泉法上の温泉」で、約一七度の冷鉱泉。泉温が二五度以上ないだけで、中身は広く浅く有効成分を含む単純温泉と同じ。それが湯之谷の源泉のデリケートな個性を醸し出している。なにしろ源泉一〇〇%風呂がいい。毎朝湯を抜いてきれいにし、その後冷たい源泉と加熱源泉を二つの蛇口から注ぎっ放し。源泉風呂はやや白濁し、注ぎたては湯の華も浮かぶ。男女別浴室の中央に配した丸い浴槽は、源泉蛇口に近くて熱めの浴槽と、離れたややぬるめの二つに分かれるが、常連客は熱いほうの浴槽を好むようだ。